UX Yokohama の(無料の)Web/SNS活用事情

このたびUX Yokohamaでは公式ホームページをAmeba Owndに移転しました。移転に際しては様々なWebサービスを比較検討し、今利用しているサービスの見直しも合わせて行いました。せっかくですので、この機にUX YokohamaのWeb/SNS活用事情をご紹介します。

UX Yokohamaは無会費運営を基本としていますので、利用しているWebサービスも無料のものばかりです。この記事を書いていて、世の中は便利になったと改めて実感します。

Google

Gmail

無料電子メール。代表メールアドレス「uxyokohama [at] gmail [dot] com」として使用しています。

Gmailには「メールアドレスを追加」という便利な機能があり、個人用アカウントでGmailにログインしたまま代表メールアドレスでのメール送受信が可能です。

またGmailには「マルチアドレス」という便利な機能があり、例えば「uxyokohama+event20171231 [at] gmail.com」という実在しないメールアドレス宛にメールを送ると、+記号から@記号の手前までの文字列を無視して「uxyokohama [at] gmail.com」の受信箱に届きます。この機能を使うのになんの手続きも必要ありません。イベント毎に参加者に公開するメールアドレスを分けたいときに重宝します。

Googleサイト

無料CMS(コンテンツマネジメントシステム)。最初の公式サイトはGoogleサイト上に掲載していました。現在でも資料ダウンロード用のページだけはGoogleサイト上にあります。

→ https://sites.google.com/view/uxyokohama-archives

Googleドライブ

無料クラウドストレージ。チラシのPDFファイル等を誰でもダウンロードできるよう、閲覧権限設定を<公開>にしてあります。前述のGoogleサイトにはGoogleドライブと連動する機能があり、Googleドライブにファイルを保存すると自動的にGoogleサイトからそのファイルがダウンロード可能になります。見栄えの良さではGoogleサイトの方が優れているので、GoogleドライブとGoogleサイトを併用した運用になっています。

Peatix

イベント告知/予約/決済サービス。無料イベントの開催告知を掲載する場合は利用料も無料です。UX YokohamaはIT勉強会サークルを名乗っていますが会員名簿を作成していません。UX Yokohamaは年会費が無料でイベントごとに必要な分だけ参加費を徴収する運用ルールだからです。Peatixのフォロアーリストとイベント参加者リストが名簿の代わりになっています。

→ http://uxyokohama.peatix.com/

connpass

イベント告知/予約/決済サービス。イベント開催告知を拡散するため、Peatixとconnpassの両方に掲載しています。connpassにイベント開催告知を掲載すると自動的にイベントdot.にも転記されるので、実際には3箇所に掲載していることになります。

→ https://uxyokohama.connpass.com/

twitter

無料ミニブログ。イベント開催告知などのタイムリーな情報を拡散する目的で利用しています。また、bot(自動投稿プログラム)を使って、他団体のUX関連イベントの情報を自動的にUX Yokohamaのtwitterタイムラインに転載しています。

→ https://twitter.com/ux_yokohama

facebook

facebookページ

無料SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。イベント開催レポートやコラムなど、ある程度文章量の多い情報を掲載する目的で利用しています。

→ https://www.facebook.com/uxyokohama

facebook広告(有料)

2017年1月開催の「エコ活したくなるシカケワークショップ」で使用しました。取り扱うテーマが「環境×デザイン」であったため、UXデザインには縁のない人にも来て頂きたかったからです。facebook広告はターゲットユーザーを絞って広告掲載できるため、コストパフォーマンスが高いと思います。

ValuePress! 

ニュースリリース配信サイト。無料会員の場合は配信先が限定されます。UX Yokohamaではニュースリリースを「ValuePressのWebサイトに掲載してもらい、検索でUX Yokohamaのイベント情報がヒットする確率を高めるため」に発信しています。

→ https://www.value-press.com/

Ameba Ownd

無料CMS(コンテンツマネジメントシステム)。現在のUX Yokohama公式サイトはAmeba Ownd上に掲載しています。

→ https://uxyokohama.amebaownd.com/

まず、facebookページがあるのにあえて公式サイトを持つ理由ですが、「facebookページは過去記事の検索性が絶望的に悪い」という一点に尽きます。時流と関係なくいつ読んでも価値のある記事を掲載するにはfacebookページは適していません。まず公式サイトに掲載し、情報拡散のためにfacebookページに転載するのがよいと考えます。

公式サイト移転先をAmeba Owndに決めた理由は以下の通りです。Ameba Owndはよく「WixとJimdoのいいとこどり」と言われますがまさにその通りだと思います。

  • https対応
  • スマホ対応
  • Google AMP(Accelerated Mobile Pages)対応
  • facebookインスタント記事対応
  • ブログページと固定ページの両方とも重視した仕様
  • Jimdoでは難しい最新の流行に沿ったページデザインが簡単にできる
  • Wixよりも編集画面の操作が軽快である
  • twitterやfacebookに自動的に転記する機能がある

Ameba Owndにはいくつか欠点もありますが対策を打つことは可能です。

  • ZIPファイルやPDFファイルをページに貼り付けることができない →Googleサイトと併用
  • 無料で使える写真がWixに比べ充実していない →写真ACなどの無料写真サイトを利用
  • データエクスポートできない(サイトの引っ越しができない) →現状解決策なし

おまけ:ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行では、法人格を持たない任意団体でも銀行口座を開設することができます。みなさんはご存知でしたか?

任意団体がゆうちょ銀行で口座を開くメリットは、振込先名義人として個人名が記載されないことです。たいていの銀行は「任意団体名+代表者名」が振込先名義人になりますが、ゆうちょ銀行であれば振込名義人は「任意団体名」だけです。逆にデメリットは、VISAやJCBのデビットカード(クレジットカード互換カード)が作れないという点です。余談ですが、団体備品の購入は可能な限り団体名義のクレジットカードでの支払いにすると領収証紛失の恐れがなく帳簿記帳の際に安心です。

口座開設時に必要なもの

  • 団体規約(必要な記載事項 = 団体住所 ・団体の目的 ・団体設立日 ・構成員の条件 ・記載に間違いない旨の代表者の署名押印)
  • 代表者の写真入身分証明書
  • 銀行印(任意団体代表者の個人印鑑でも良い)
  • 銀行カード暗証番号を考えておく(数字4桁)
  • ゆうちょダイレクトパスワードを考えておく(数字12桁)

銀行の口座開設は金融犯罪対策のためルールが頻繁に変更されます。開設の際は念のためお近くのゆうちょ銀行にお問い合わせいただけますようお願いします。


ジャパンネット銀行でも任意団体の銀行口座を作成可能です。ジャパンネット銀行の場合も振込名義人は「任意団体名」だけで、かつ、VISAデビットカード(クレジットカード互換カード)を合わせて作成することが可能です。

三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行でも任意団体の口座開設は可能だとされていますが、おすすめしません。申し込み時の書類審査が極端に厳しく、また、両行の行員は却下の理由や追加で必要な書類の説明を一切しないため(実話)、時間の無駄に終わる可能性が高いです。

[2017.12.20追記]
みずほ銀行でも任意団体の銀行口座を作成可能です。みずほ銀行の場合も振込名義人は「任意団体名」だけで、かつ、JCBデビットカード(クレジットカード互換カード)を合わせて作成することが可能です。
[2019.1.31追記]
ゆうちょ銀行も2019年よりVISAデビットカードに対応しましたが、任意団体はVISAデビットカードを作成できません。

いかがでしたでしょうか?この記事が任意団体を運営されている/これからしようとしている皆様の参考になれば幸いです。(森山)


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