上手なブログ記事の書き方(いわゆるコンテンツSEO)は、ネットで検索すればたくさんの情報を入手できます。しかしながらユーザーゴールの概念についてはあまり語られていないようでしたので書いておきます。
上手なブログ記事の書き方について書かれた記事を読むと「テーマが大事」「誰に何を伝えたいのかを意識することが大事」という主張を多数見かけます。その説明でも間違いとは言えないのですが、説明が不充分に思います。
大事なのはテーマを決める前に「ユーザーゴール」を決めることです。
ユーザーゴールとは「製品やサービスを用いてユーザーが達成したい目標」のことです。たとえばこのブログ記事のテーマは「ユーザーゴール」ですが、このブログ記事の読者のユーザーゴールは「上手なブログ記事を書きたい」のはずです。テーマとユーザーゴールを混同すると、ユーザーゴール達成に必要な情報については不充分なまま、重要でない情報ばかり詳しく説明するという、独りよがりな文章を書いてしまう恐れがあります。
たとえば「〇〇したいなら△△を買え」というタイトルのブログ記事があったとします。そして記事本文中でなぜ△△を買うと〇〇が可能になるのかについての説明が延々と続きながら、△△の入手方法について一切説明がなかったとしたらどうでしょうか?
読者は落胆することでしょう。読者のユーザーゴールはあくまでも「〇〇したい」だからです。そしてブログ記事を信じる限り、△△の入手方法がわからなければユーザーゴールは達成できないのです。
逆に、どのようなささやかなユーザーゴールであっても、そのブログ記事によってユーザーがユーザーゴールを達成できたなら、読者は感謝して「いいね!」ボタンを押しSNSで記事をシェアすることでしょう。
テーマの前にユーザーゴール。ブログ記事を書かれる方は常に心がけてください。
おまけ:上手なブログ記事の書き方(要約のみ)
- 記事の想定読者、および想定読者のユーザーゴールを決める(仮説を立てる)
- 記事のテーマを決める
- タイトルだけで記事の趣旨がわかるようにする
- タイトルには検索されやすいキーワードを含める
- 本文を書く前にまず見出しだけを書いて全体像を明らかにする
- 見出しにそって本文を書き進める
- ひとつひとつの文を短くする
- 段落は3行程度に収める
- わかりやすい文章表現を心がける
- ユーザーゴール達成に重要でない情報は思い切って削る
- ですます調・である調の混在はダメ
- 誤字脱字は絶対にダメ
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